MobileStudio Pro13のSSDを増設した
筆者はWacom社のMobileStudio Pro(以下モバスタ)の13インチモデルを購入した。
2019年12月に発売されたモデル(第2世代)から本体裏からのアクセスが出来るようになっているが、詳しい仕様について書かれたページは少ないことが問題であった。
また、大型店舗に出張しているメーカーの方に聞いても、詳しい情報までは知ることが出来ないことが殆どだった。今回は比較的手が出しやすいモバスタ13を購入したので、購入して分かった部分を書いていこうと思う。
購入したもの
Wacom MobileStudio Pro13(DTHW1321LK0D)
・スペック
Corei5 8269U/RAM 8GB
13インチでもi7モデルはメモリの空きスロットが1と記載されているが、i5モデルの方は0となっており想像がしにくい。
また、i5モデルを取り上げる記事は少ない。
モバスタの初期構成
SSD
容量 : 128GB/SATA3 M.2 2280
コントローラーチップ : Phison PS3111-S11
チップ : TA59G55AIV
チップを調べると東芝製、64層3D TLC NANDになるそう。
メモリ
SAMSUNG製 PC4-2666V
SO-DIMM DDR4
モバスタ13はメモリ1枚あたり16GB認識するようなので、1スロットしかないi5モデルは16GBまで増設可能(ヨドバシカメラの商品情報から)。
無線LAN,Bluetoothカード
Intel Wireless-AC 9260NGW
WiFi5(802.11ac wave2)/Bluetooth5.0
WiFi6対応カードに換装することも出来そうだ。
Nvme SSDへ換装
換装用に用意したのはWestern Digital製WD BLACK(Nvme/500GB)
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初期構成ではSATA M.2 SSDが搭載されていたので、SATAのみ認識する仕様かと思いながら換装作業を始めた(Core i7モデルはNvme)。
動作確認
換装したNvmeをきちんと認識している。モバスタ13のM.2 SSDスロットはSATA,Nvme両対応のようだ。
換装の際の注意点
まず、換装をするとメーカーの保証が受けられなくなるので、最初から容量の多いi7モデルを買うのをおすすめする(換装したものを初期構成に戻せば保証を受けられるそう)。
裏蓋はパソコンのM.2で使われる小さいネジで止められているが、最初から斜めに止められていたようで見事にネジの頭をなめてしまい、下のような器具で強引にこじ開けた。
おわりに
今回は手探りながらSSDを交換して、何事もなく認識した。今後はメモリを16GBのものに換装してより大きなデータを扱えるようにしたいと思う。
最近は、Windows10を起動させるだけで4GBは使われるので、8GBでは心もとなく16GBは欲しい。もっと言うと32GBあれば安心で、本当に16GBまでしか認識しないのか試してみたいところではある。