Wacom Cintiq Pro 16の設定など備考録
昨年の冬コミ原稿を迎えるにあたってWACOM Cintiq pro 16を買ってしまいました。
私はCintiq 13HDを一年ほど使っていたのですがとにかく色とドットのギラギラ感がずっと気になっていたので買い替えてしまいました。ペンのレビュー等を絵をかき始めて三年ぐらいのペーペーが出来るわけないので他の人におまかせするとして、自分はこの液晶タブレットを正常動作させるためにしたことを書いていこうと思います。
Cintiq pro 16のデメリット
- ユーザーに優しくない説明書
- うっかり触ってしまう要らないタッチパネル
- type-cケーブル採用のくせにそんなにスッキリしない接続等々
タッチ機能がオフにしてもオンになってる現象
画面のタッチ機能はあるけど使わないという人が多いのではないでしょうか?
ワコムタブレットプロパティから「タッチ入力を有効にする」チェックを外しても次起動したときには勝手にオンになっています。
ワコムドライバからオフにしても設定が戻ってしまいますので、大元のWindowsデバイスマネージャーからタッチ操作を無効にしましょう。
これで再起動してもタッチ機能が戻ってしまうことはなくなりました。
タッチスクリーン項目が2つあった場合どちらも無効にして良さそうです。
デバイスマネージャーから無効にする
右上のタッチパネルの無効化
どうやってもオフにすることはできなかったのでアナログな方法ですが物理的に使えなくさせています。貼るものが薄いとタッチに反応してしまいますのである程度厚めのものを
Cintiq proの電源が勝手にオフになる
帰ってきてPCの電源をつけてもタブレットの電源がつかないことがしばしば、どうも数時間ほど放置しておくと勝手に電源を切ってしまうようです。DP接続問題も相まって少しめんどくさいので自動電源オフ機能をOFFに
ワコムディスプレイ設定より詳細設定
自動電源オフ機能をオフに
とりあえず今のところは電源切れることはなくなりました。
type-cケーブルの接続
左手デバイスを使う際にケーブルが横に出ていると引っかかってしまうため下からケーブルを通すようにしました。4K出力する際は映像用のtype-cケーブルをデバイスに3つある接続部分の左上に刺さなければ低い解像度で出力されてしまいますので気をつけてください。
自分の使ってるアダプタやケーブル
Plugable Thunderbolt 3 対応 USB-C
Cintiq pro付属のケーブルでは長さが足りないため別途買い足しています。
この組み合わせで4K解像度問題なく出ています。
自分のパソコン環境
やはり4K解像度を安定して出すためにはWacomの推奨スペックであるtype-Cケーブル接続が必須であるといえるでしょう。ビデオカードによっては電源付け直しによって4K出力出来るものもあるようですがビデオカードも安くはないのでそれなりのリスクが有ると思います。なので私はパソコン自体をもう一回作り直しました。
スペック
CPU : Core i7 4700K
マザーボード :
ビデオカード :
ビデオカードよりMini-DP取り込み、マザーボードのThunderbolt端子よりtype-c接続
Thunderbolt出力対応PC
Thunderboltが必須ではないですが分かりやすくするために記述しています。
BTO(組み立て)やメーカ製のPCのでは搭載しているものがないため、自作をして対応させるか高性能なものと言えばMacシリーズしかない現状
接続アダプター
マザーボードに対応していればアダプターを介してtype-c出力することも出来ます。
どのマザーボードにも対応しているわけではないので規格等を確認したほうが良さそうです。
マザーボード
内蔵グラフィックから出力
まとめ
Cintiq Proに採用されているtype-c接続はまだまだ一般的であると言い難く、しかもtype-cと一括りにされていますがその中でもさらに細分化され非常にわかりにくいです。とりあえずはThunderboltにて接続するPCを選べば4K解像度にて出力できそうです。グラフィックボードによって接続する方法は成功例はいくつかあるものの少しの要因によって不安定になる可能性があるのでやはりリスクは高いといえるでしょう。一番確実なのは自作経験のある方、もしくはこれから作る方はマザーボードを指名買いする必要がありそうです。
少しでもCintiq pro 16による問題の解決になったならば幸いです。